助産所認証とは
助産所認証の意味
日本助産評価機構は、2006年に設立され、特定非営利活動法人から2014年に一般財団法人になりました。助産実践及び助産教育に関する第三者評価に関する事業を行い、助産実践と教育の質向上を目指し、利用者の母子保健を支援しております。
現在、様々な分野で第三者機関による認証評価が行われています。
医療施設では、医療の質向上と信頼性の高い医療確保のために、病院医療機能評価が行われております。しかし、助産所に対しては、第三者機関による評価はこれまで実施されていませんでした。地域における助産師の活動や役割に、社会の期待が集まっている現在、助産所で提供される助産の質向上と信頼性の確保のために、助産所の母子保健サービスについて社会に示していく必要性があります。
助産所における助産実践が社会の理解と信頼を得るには、とくに客観的・中立的な立場からの認証評価を受けることが必要です。助産所が評価を受ける最大の意義は、助産師ひとりひとりが、「助産所はどうあるべきか」「そのために助産師は何をすべきか」などを深く考えるきっかけになることです。助産所のスタッフが一丸となって改善項目に取り組むことで、結果として、真の意味での「質の向上と安全」につなげることができると考えます。
本機構は、助産所の助産実践活動の質保証と向上を図るため、助産所の求めに応じて以下のように、助産所評価を行います。
助産所の助産実践活動等の質の保証と向上を図るため、助産所を定期的に評価し、助産所の機能が評価基準に適合しているか否かの認定をします。
助産所における助産実践について、広く国民の理解と支持を得られるように助産所の実践状況を明らかにし、それを広く社会に示し、説明責任を果たす役割を担います。
助産所の助産実践の改善に役立てるため、助産所の運営や助産実践に従事する助産師及び助産職能団体役員、有識者等を加えた多面的な評価を実施し、評価結果を助産所にフィードバックします。
この第三者評価の実施をとおして、社会における助産サービスのより一層の質の向上を担い、その成果は啓発活動などを通し広く一般の人々に還元していきます。
適格認定を受けた施設のご紹介
みやした助産院(神奈川県)
- 2010年11月
- 適格認定証を授与しました(助産所第1号)
- 2017年3月
- 適格認定を更新しました
- 2023年4月
- 適格認定を更新しました
- 施設情報
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〒232-0002 横浜市南区三春台126
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みやした助産院では、自然分娩・完全母乳育児を基本にあなたらしい妊娠生活・お産・子育てをお手伝いしています。
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年間のべ3,000人の母乳育児相談・乳房ケアを行っています。
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ぼっこ助産院(香川県)
- 2011年2月
- 適格認定証を授与しました(助産所第2号)
- 2017年3月
- 適格認定を更新しました
- 2023年4月
- 適格認定を更新しました
- 施設情報
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〒761-0101 高松市春日町1176番地
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ぼっこ助産院でお産をして良かったと感じてもらえるお産を目指しています。
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お産の主人公はお母さんと赤ちゃんであり、その二人の安全性を確保することを最も大切にしています。
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とも子助産院(宮城県)
- 2012年10月
- 適格認定証を授与しました(助産所第4号)
- 2018年4月
- 適格認定を更新しました
- 2024年4月
- 適格認定を更新しました
- 施設情報
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〒981-3124 仙台市泉区野村字野村95-6
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みやぎげんき助産師チーム(MIJO)による「被災地の母と子げんき事業」や「毛糸おっぱいプロジェクト」に取り組んでいます。
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(2) 2013年1月9日(水)の河北新報で、とも子助産院の取り組みが紹介されました。記事はこちらからご覧になれます(PDF)
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